「尼崎市 DX モデル企業創出事業」キックオフセミナーを開催しました!

6月4日、「尼崎市中堅・中小企業DX推進セミナー」を、開催しました。本イベントは、尼崎市内の企業が「本当に取り組むべきDX」を理解し、「DX診断」を受診することで自社の”現在地点”を認識することで、自社の変革に向けた第一歩を踏み出すきっかけとするものです。

基調講演:中堅・中小企業が「本当に取り組むべきDX」とは

ナレッジネットワーク株式会社 代表取締役の森戸裕一様により、「DXはシステム導入で終わらない。経営のあり方を見直し、AI時代の強い企業へ」というテーマで講演が行われました。

  • DXの本質は「経営変革」:DXを単なるITツールの導入(手段)ではなく、デジタル技術を前提としたビジネスモデルや組織文化の再構築(目的)として捉え直すことが重要であります。
  • AIエージェント時代の到来:従来の「作業者」から、自律型AIを「監督・評価・承認するディレクター」へと人間の役割をシフトさせる必要性が示されました。
  • 中小企業の「弱み」を「強み」に:資金や人材が少ないという制約を、「意思決定が早く、小さく始めて素早く試せる」というアジリティ(機動力)に変えることで、中小企業こそがDXの主役になれるというエールが送られました。

パネルディスカッション:弱みを強みに変えるDXの進め方

後半のセッションでは、実際にDXに取り組む地元の企業である株式会社小畑工務店様、KANSAI DX AWARD2025近畿経済産業局長賞を受賞されたチトセ工業株式会社様を交えたパネルディスカッションを行いました。

  • 株式会社小畑工務店:「現場で使えるDX」を掲げ、勤怠管理のクラウド化やエクセル業務のアプリ化を推進しました。結果として、属人化の解消や労働時間の見える化を実現し、赤字案件ゼロを達成しています。
  • チトセ工業株式会社:「見える化」から始める町工場DXとして、デジタルサイネージでの情報共有やIoTによる設備稼働の可視化を実施しました。これにより労働生産性が向上し、現場の声から改善提案が増加するなどの成果を上げています。
  • GDXリサーチ研究所(株式会社フォーバル):多くの中小企業が直面する「何から始めればいいかわからない」という壁を乗り越えるための、外部支援制度やパートナー活用の重要性が解説されました。

尼崎市では、本気でDXに取り組む市内中堅・中小企業に対し、専門家が月1回の訪問を通じて「DXアクションプラン」の策定を支援する伴走支援プログラムを実施します。単なるツールの導入ではなく、経営戦略に紐づいたDXロードマップを描き、”何から着手すべき”か、優先順位を明確にした実行計画の立案を策定するとともに、DXを担う次世代の人材育成や組織改革の推進をサポートしていきます。

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